繊維・縫製・洗濯の豆知識

このページは、生地についている注意書きや、水洗い実験、ベテランスタッフのアドバイス、繊維辞典、インターネット(ありがたや・・)などなどを参考に、ネットショップデザイン・仕入れ担当(自称ネコキチの母)が持てる知識を総動員し、主に衣料を作る場合を想定して、なるべく簡潔・具体的に書いたつもりですが・・・
間違い、不足などあるかもしれません。その際はどうぞお知らせくださいネ。

また、それぞれのページに取り扱い上の注意を載せている場合もあります

このページも徐々に充実させていくつもりですが、
ネットショップ商品が増えるに追いつかないかもしれません・・・どうぞお許しを・・・。

大まかな繊維の分類表
繊維 天然繊維 植物繊維 綿・麻など
動物繊維 絹・羊毛・カシミヤ・モヘア・アンゴラ・アルパカなど
化学繊維 再生繊維 レーヨン・キュプラ・ポリノジック・テンセルなど

☆木材パルプや綿花など天然由来の繊維素を薬品で溶かし、
 繊維に再生したもの
半合成繊維 アセテート・トリアセテート・プロミクスなど

☆天然繊維素を薬品で処理し、組成の一部を科学的に変化させた 
 繊維
合成繊維 ポリエステル・アクリル・ナイロン・ビニロン
・ポリウレタン・ポリプロピレンなど

☆石油などを原料として合成された繊維

※テンセルは、植物系繊維の精製セルロース繊維に分類されることもあります。

綿100%の場合(当店で一番取り扱いの多い生地)
繊維の
豆知識
丈夫で吸湿性のよい綿素材は衣類をはじめ、幅広い用途で使われております。水に濡れると強度は増しますが、しわになりやすかったり、縮んだりする性質もあります。
縫製上の
豆知識
そのような性質から、綿素材は裁断前に水通し〔=縫い上がってからの洗濯で色落ちや縮みがないように、あらかじめ水に浸して陰干しし、裏からのアイロンで織りのゆがみなどを直しながら生地を整えることをおすすめします

綿素材はウールと違って熱可塑性〈=熱を加えるとその形が固定される。〉がないため、水に濡れるとプリーツがとれます。
影ひだをステッチで抑えることや、表ひだにはプリーツ液をおすすめします。

また、バイヤス断ちする場合は、水通し後大きめに断ってつるしておき、あらかじめバイヤス方向に伸ばしておきますと、縫製後の丈伸びや巾の縮みを防げます。
お洗濯上
の豆知識
仕立て方にもよりますが、綿100%ですのでお洗濯は水洗いOKです。
(綿は、水に濡れると強度が増します。)

ですが、色鮮やかなものほど洗濯を重ねると白っぽくなる傾向がありますので、おしゃれ着などは特に、手洗いかネットに入れてのお洗濯をおすすめします。

裏地など、ほかの素材との組み合わせの場合はご注意ください。
キュプラ100%の裏地は水洗いで縮みますが、風合い柔らか、すべりがよい。)
該当する
ネットショップ
取扱生地
※生地名をクリックするとそのページに戻ります。

キャラクター生地  アメリカンコットン  プリティプリント  ローズプリント

ダブルガーゼ  和布@(百花繚蘭)  和布B(お祭り向け)

和布C(大正ロマン柄)  和布D(千代紙柄)  和布E(陶磁器柄)  和布F(縞柄)  

クリスマスチェック  チェックプリント  先染めチェック

綿100%でも、取り扱いに注意を要する生地
Cotton jersey コットンジャージー(綿ジャージー)・スムースニット・リブニットなどの綿のニット類
繊維の
豆知識
繊維の特徴は上の綿100%の場合に準じますが、ニット(編み物)であるため、平織りの木綿布などに比べると、縦横に伸びやすい(特に横方向)、洗濯や摩擦などの強度に欠ける、等の特徴があります。
縫製上の
豆知識
綿素材でもニット類はデリケートですので、水通しでもお洗濯でも「ウール手洗い」のようにするのが良いかと思います。

洗濯機の場合は、水を生地が完全につかるより大目に入れ、弱水流で少し回し、しわにならないよう脱水も弱めがよいです。

干すときは縦地を上下方向にして干すか、平らに広げて陰干しします。(特に横に伸びやすいので)

アイロンによる地直しは、完全に乾かないうちに、裏から、ニット生地を軽く抑える感じで(アイロン型がつかない程度に)、生地を伸ばさないよう注意してアイロンがけして下さい。温度はあらかじめ端のほうで試してみると良いですよ。

輪編みになったものは輪のまま水通し〜地直しをしたほうが良いです。その際裏を返してするか、表のまました場合、アイロンは当て布をすると良いでしょう。輪のまま裁断すると2枚がずれなくて良いですよ。
お洗濯上
の豆知識
水洗い不可の素材と組み合わせない限り、綿100%ですので水洗いOKです。

ただし綿素材でもニット類はデリケートですので、柔らかい風合いを損ねないよう「ウール手洗い」のようにするのが良いかと思います。

洗濯機の場合は、水を生地が完全につかるより大目に入れ、弱水流で少し回し、しわにならないよう脱水も弱めがよいです。

干すときは縦地を上下方向にして干すか、平らに広げて陰干しします。(特に横に伸びやすいので)

出来上がってからのアイロンも、地直しと同じように裏からかけるか、表からかける場合は当て布をして、軽く抑える感じで(アイロン型がつかない程度に)、生地を伸ばさないよう注意してアイロンがけして下さい。温度はあらかじめ端のほうで試してみると良いです。
該当する
ネットショップ
取扱生地
※生地名をクリックするとそのページに戻ります。

ベビー用生地(綿ジャージ・タオル地)

ストレッチ・ニット(和柄スムースニット、横ボーダーリブニット)

綿100%でも、取り扱いに注意を要する生地
和布A(綿ちりめん等)
繊維の
豆知識
繊維の特徴は綿100%の場合に準じます。
縫製上の
豆知識
このページで取り扱っております綿ちりめんは、エンボス加工(熱=アイロンのようなもの)で、ちりめんの凸凹感を表現しておりますので、水をつけたり、スチームアイロンなどで凸凹感がなくなります。

凸凹感を残したい場合は、水通し〔=縫い上がってからの洗濯で色落ちや縮みがないように、あらかじめ水に浸して陰干しし、裏からのアイロンで織りのゆがみなどを直しながら生地を整えることはできません。
お洗濯上
の豆知識
しかし、1回水洗いした程度では寸法縮みはありませんでしたし、色柄もそのままでした。

凸凹感にこだわらなければ、水洗いもできます。

裏地など、ほかの素材との組み合わせの場合はご注意ください。
キュプラ100%の裏地は水洗いで縮みますが、風合い柔らか、すべりが良い。

凸凹感を残したい場合はドライクリーニングにしましょう。
ただしドライクリーニングの場合、綿素材の汚れは水洗いほどは落ちません。
該当する
ネットショップ
取扱生地
※生地名をクリックするとそのページに戻ります。

和布A(綿ちりめん等)

綿100%でも、取り扱いに注意を要する生地
和布F(藍染・絞り染め)
繊維の
豆知識
繊維の特徴は綿100%の場合に準じます。
縫製上の
豆知識
本藍染は天然の藍のみで染めております。
水通しの際も色落ちしますので、ほかのものとは一緒にしないでくださいね。

絞り染めも、本藍染ほどではありませんが、同様にしてください。
お洗濯上
の豆知識
本藍染は天然の藍のみで染めておりますので、何回洗濯しても色落ちします。ほかのものとは一緒に洗わないでくださいね。

しかし、色落ちするごとに独特の風合いの出る本物の「藍」は、創作意欲をかきたててくれることでしょう。

絞り染めも、本藍染ほどではありませんが、同様にしてください。
該当する
ネットショップ
取扱生地
※生地名をクリックするとそのページに戻ります。

和布F(藍染・絞り染め)

綿100%でも、取り扱いに注意を要する生地
自然綿シリーズ(ダブルガーゼ等)
繊維の
豆知識
繊維の特徴は綿100%の場合に準じます。
が、ダブルガーゼの場合、柔らかく、織りも粗いので、糸が引っかかりやすくなります。お気をつけください。
縫製上の
豆知識
自然綿シリーズは、天然の染料のみで染めておりますので、特に耐光牢度が弱い (光によって、色が抜けていく)ようです。
カーテンなどにしますと、色が抜けやすくなります。

縫製は、上記の綿100%の場合参照で大丈夫のようです。
お洗濯上
の豆知識
自然綿シリーズは、天然の染料のみで染めておりますので、水洗いによる色落ちの可能性もあります。(ただし、ベージュ系の色展開のみで、濃い色はありません。)また、ダブルガーゼは組織も柔らかいので、やさしく手洗いか、ネットに入れてのお洗濯をおすすめします。

その分、赤ちゃんなどのお肌にも優しく、独特の柔らかい風合いがあります。
触っていただけないのが残念です〜。

裏地など、ほかの素材との組み合わせの場合はご注意ください。
キュプラ100%の裏地は水洗いで縮みますが、風合い柔らか、すべりが良い。
該当する
ネットショップ
取扱生地
※生地名をクリックするとそのページに戻ります。

自然綿シリーズ(ダブルガーゼ等)

綿100%でも、取り扱いに注意を要する生地
別珍
繊維の
豆知識
別珍はパイル状の毛足をカットして、ベルベットのようにした綿素材です。
縫製上の
豆知識
別珍は、毛足をつぶさないように、スチームアイロンの浮かしがけや、風呂場の湯気を利用するなどして、裁断前に生地を縮ませておきましょう。
お洗濯上
の豆知識
別珍は綿100%ですので水洗いOKなのですが、毛足が抜けないようにやさしく手洗いか、お洗濯屋さんにお任せしましょう。

裏地など、ほかの素材との組み合わせの場合はご注意ください。
キュプラ100%の裏地は水洗いで縮みますが、風合い柔らか、すべりが良い。
該当する
ネットショップ
取扱生地
別珍
※ネットショップ未掲載

キュプラ100%の場合
当店で取り扱っております裏地はすべてキュプラ100%=ベンベルグです。(ニット用を除く)
※ネットショップでは、まだ掲載しておりません。
繊維の
豆知識
キュプラは、綿花を採った後に残るコットンリンターを薬品で溶かし、繊維に再生したものです。吸湿性・染色性がよく、洗濯や日光でも変色しません。また、柔らかく、すべりが良いなどの特徴から裏地として使用されることが多かったのですが、最近は混紡により、表地素材としても使用されています。

またキュプラの裏地は原料がコットンリンターで吸湿性がよいため、ポリエステル裏地に比べると静電気が起きにくい特長もあります。

※ちなみにキュプラは繊維名、ベンベルグは旭化成の登録商標です。
縫製上の
豆知識
水洗いで縮みますので、水洗いする場合はあらかじめ水通し〔=縫い上がってからの洗濯で色落ちや縮みがないように、あらかじめ水に浸して陰干しし、裏からのアイロンで織りのゆがみなどを直しながら生地を整えることが必要です。
また、水通しする場合でも、細かいしわができるとアイロンでもとれにくいので脱水は短い時間にするなど、固く絞らないようにしましょう。
お洗濯上の
豆知識
薄い素材が多く、水に濡れると、縮んだり、しわができやすい等の特性から、水洗いの場合はゴシゴシ洗わない、固く絞らないなどの注意が必要です。
基本的にはドライクリーニングをおすすめします。
該当する商品 裏地(ベンヒット)  裏地(ベンサンシモン)  コート用裏地  紳士用裏地 など
※ネットショップ未掲載

レーヨン100%の場合
繊維の
豆知識
レーヨンは原料の木材パルプを化学処理してつくられた再生繊維で、綿や麻と同じセルロース繊維です。人絹・スフとも呼ばれていたように、もともと絹をイメージして開発された最も歴史ある化学繊維で、絹のような光沢・肌触り・吸湿性・発色性が良い・ドレープ性が良い等の長所と、水に濡れると強度が下がる・縮む・しわになりやすい・摩擦により毛羽立ちやすいなどの短所があります。
縫製上の
豆知識
直接アイロンは風合いを損ねる原因となりますので、あて布をして中温でかけましょう。
お洗濯上の
豆知識
当店のレーヨンちりめんは水に濡れると色落ち・極度の縮みが見られますので水洗いはできません。(主に押し絵等の手芸用です。)
手洗い可表示の衣類などでも、丁寧な押し洗いで、脱水は短時間でしわにならないようにしましょう。
該当する商品 レーヨンちりめん
※ネットショップ未掲載

アセテート100%の場合
繊維の
豆知識
アセテートとは、木材パルプを主原料とし、パルプに含まれている繊維素を酢酸で反応させて作った半合成繊維です。絹のような光沢と風合いをもち、発色性に優れます。
縫製上の
豆知識
熱可塑性〈=熱を加えるとその形が固定される。がありますので、プリーツができます。
お洗濯上の
豆知識
しみ抜きをする時に使うアセトン、シンナー(除光液も含む)などに溶けます
ご注意ください。
当店で取り扱っておりますアセテートサテンは、ドライクリーニング表示です。
該当する商品 アセテートサテン
※ネットショップ未掲載

ポリエステル65%・レーヨン35%の場合
繊維の
豆知識
バーバリー風チェックは、ポリエステルとレーヨンの混紡によって、ウール・フランネル(フラノ)のような風合いを出しています。またウールより手入れが簡単で、害虫に強い特徴があります。
縫製上の
豆知識
バーバリー風チェックはレーヨンが入っておりますので、水通し〔=縫い上がってからの洗濯で色落ちや縮みがないように、あらかじめ水に浸して陰干しし、裏からのアイロンで織りのゆがみなどを直しながら生地を整えることで多少縮みます

ウールのように地のし〔=ウール素材などは熱で縮みやすいので、あらかじめスチームアイロンなどで生地を縮ませながら、整えておくこと。スチームでも裏からアイロンしましょう。〕してもよいでしょう。

プリーツ
などは、ウールと違って熱可塑性〈=熱を加えるとその形が固定される。〉がないため、水に濡れるととれます。
影ひだをステッチで抑えることや、表ひだにはプリーツ液をおすすめします。
お洗濯上の
豆知識
バーバリー風チェック水通し後でしたら、お洗濯は手洗いかネットに入れるかで大丈夫かと思われます。
(洗濯による毛羽立ちを防ぐため)

裏地など、ほかの素材との組み合わせの場合はご注意ください。
キュプラ100%の裏地は水洗いで縮みますが、風合い柔らか、すべりが良い。
該当する
ネットショップ
取扱生地
※生地名をクリックするとそのページに戻ります。

バーバリー風チェック

ポリエステル100%の場合
繊維の
豆知識
ポリエステルはもともと綿や麻に似せて開発された、石油などを原料とする合成繊維です。丈夫でしわになりにくい、洗濯しても乾きやすい,、アイロンが要らない、害虫に強いなど、最も手入れの簡単な素材です。また、吸湿性が低いという特徴もあります。
縫製上の
豆知識
当店で取り扱っておりますポリエステルちりめんも、水通しでもまったく縮まず、色落ちもなく、乾きやすく、ノーアイロンでOKでした。また、アイロン(中温)がけしても、しぼ(凸凹)はそのままです。
お洗濯上の
豆知識
綿素材のように縮み、色落ちもなく、水洗いOKです。乾きも早く、ノーアイロンでOK。

ただし、裏地など、ほかの素材との組み合わせの場合は、ご注意ください。
キュプラ100%の裏地は水洗いで縮みますが、風合い柔らか、すべりが良い。)
該当する
ネットショップ
取扱生地
※生地名をクリックするとそのページに戻ります。

和布G(ポリエステル縮緬)、フォーマルプリント

アクリル100%の場合
繊維の
豆知識
アクリルはもともとウールをイメージして作られた合成繊維です。
染色性がよい、害虫に強く、軽くて暖かい、手入れが簡単で皺になりにくい、などの特徴があります。

また、静電気が起きやすい、ピリング(毛玉)ができやすいなどの特徴もあります。
繊維が強いので、毛玉は引っ張らず、切り取りましょう。
縫製上の
豆知識
高温に弱いので(繊維が溶けて、てかりが出る)、裁断前の地のし〔=ウール素材などは熱で縮みやすいので、あらかじめスチームアイロンで生地を縮ませ、整えておくこと。スチームでも裏からアイロンしましょう。〕はスチームだけを浮かしがけするようにしましょう。
お洗濯上の
豆知識
アクリル繊維は水洗いOKなのですが、おうちで洗濯する際はやさしく手洗いか、ネットに入れることをおすすめします。(選択の際の摩擦による毛羽立ちを防ぐため)

裏地など、ほかの素材との組み合わせの場合はご注意ください。
キュプラ100%の裏地は水洗いで縮みますが、風合い柔らか、すべりが良い。)

高温に弱いので(繊維が溶けて、てかりが出る)、アイロンは裏から低・中温か、スチームだけを浮かしがけするようにしましょう。
該当する
ネットショップ
取扱生地
※生地名をクリックするとそのページに戻ります。

アクリルチェック